梅田ゆかた祭の
裏側をご紹介
2016年7月
梅田地区エリアマネジメント実践連絡会は2009年度に活動を開始し、2016年度で7年目となります。この度、当会の活動を通じて梅田エリアのことを広く知って頂くために、レポート形式で様々な梅田の情報や当会の活動情報をお伝えするページを作成しました!
題して「まちレポ」。
記念すべき第1回目のまちレポは、今夏梅田で開催が予定されている「梅田ゆかた祭」を通じた地域との関わりについてレポートしていきます!
盆踊り練習会
梅田ゆかた祭のメインコンテンツの1つである「ゆかたde盆踊り」は、毎年、多くの地域の方々と協同し実施していますが、実は本番を前に盆踊りの練習会を実施することが恒例となっています。
本番当日は盆踊りを盛り上げるために実行委員会のメンバーが率先して踊るのですが、踊り方を知らないメンバーがほとんど…。
そこで、同じく本番当日に参加する地域の方々にご協力を得ながら踊りを事前に練習する会が発足しました。
ゆかたde盆踊りでは、「ドンパン節」や「炭坑節」といった定番の盆踊りだけでなく、大阪市北区のオリジナル曲「北区いきいき音頭」、そして梅田ゆかた祭オリジナルの踊りを行います。
メンバーの踊りも最初はぎこちないものの、2時間近く練習し、最後には皆さん笑顔になるほどスムーズに踊れるようになっていきます。
盆踊り練習会を通じて、地域の方々との一体感が生まれていくように感じます。梅田ゆかた祭本番当日を共に盛り上げていきます。
打ち水に使われる水
毎年、ゆかた祭の中で催される「梅田打ち水大作戦」。
実は、ここで使用されている打ち水用の水の一部には、大阪駅のドーム屋根に降った雨水、いわゆる再生水を使用しています。ここでは再生水についてご紹介します。
ドーム屋根に降った雨水は、線路上空の連絡配管を通って、大阪駅ノースゲートビルディングに運ばれていきます。雨水はろ過され、浄化処理した雑排水とともに地下再生水貯留層に溜めた後、トイレ洗浄水等に利用されています。
なんと、この再生水を利用することにより、1日に使用するトイレ洗浄水約700m3の約30%(年平均)をまかなっているのです。
近年、全国の都市部でヒートアイランド対策として、各地で打ち水が行われています。
梅田ゆかた祭では、梅田で働く人々や地域の方々、梅田を訪れた方々と一緒に、環境にやさしい再生水を利用した打ち水を通じて、環境意識を向上させる取り組みを行っています。
梅田ゆかた祭にお越しになられた際には、是非「梅田打ち水大作戦」にご参加ください。
着付けをするプロフェッショナルたち
ここからは、梅田ゆかた祭の名称の一部でもある「ゆかた」を通した地域の方々との関わりをご紹介いたします。
日本の夏の風物詩であるゆかた姿で都心のまち歩きを楽しんでもらおうといった想いでこの名称がつけられ、現在ではなんと1万人を超す方がゆかたを着て、梅田ゆかた祭を訪れるようになっています。
「ゆかたを自ら着ることはハードルが高い」といった声にお応えして、梅田ゆかた祭では、地域の専門学校やアパレルショップ、財団法人など様々な方のご協力を頂き、「着付け・着くずれ直しのサービス」を実現しております。
今回はご協力頂く団体様の中から2団体をご紹介します。
東洋きもの文化学院様は、東梅田パークビルにある着物学院で、プロの着付師の育成と着付けの仕事を通じて着物文化を広げることに尽力されています。梅田ゆかた祭には、『多くの方にゆかたを美しく着ていただき、都会のお祭りを楽しんで頂けたら』との想いでご協力いただいています。
民族衣裳文化普及協会様は、大阪では芝田グランドビルを拠点とし、少しでも多くの方々が着物の素晴らしさに触れることができるよう、全国各地で着物に関する講座やイベントをされています。梅田ゆかた祭には、『多くの方がゆかたで集うことで、全国的にも注目される一大イベントになってほしい』との想いでご協力いただいています。
他にも、多くの方のご協力のおかげで、本番の2日間は梅田の街がゆかた姿の方であふれかえります。今年の梅田ゆかた祭にお越しの際は、是非、便利な着付けサービスをご利用してみてはいかがでしょうか。
梅田ゆかた祭を支える人たち
梅田ゆかた祭では、お越し頂いた方へのサービスを行う「ゆかたdeおもてなし」があります。
梅田エリアの商業施設や店舗、ホテルの方々にご協力頂き、街全体で梅田ゆかた祭を盛り上げています。
おもてなしのサービスでは、イベント期間中、スタッフの方が浴衣を着て接客されたり、浴衣姿でお越しになられた方を対象に割引や特典を行っています。
年々、少しずつですがご協力頂く施設数やホテルが増えて来ています。
また、今年は「ゆかたdeラリー」を予定していますが、「ゆかたdeおもてなし」を行って頂く施設にラリーポイントを設置します。
是非イベントの際は行かれてみてはいかがでしょうか。
イベント期間中、各会場では様々な取り組みが行われますが、ライブやワークショップはとても人気なコンテンツです。
当会の取り組みに賛同して頂ける「梅コネサポーターズ」から、パフォーマンスを行うアーティストの方をはじめ、クリエイティブなワークショップを行う団体の方に、ご出演、ご参加頂いています。
また、梅田ゆかた祭で忘れてはいけないものが「ドリンクガーデン」です。
浴衣姿でお越しになられた方は特別にビールが半額で飲めるというコンテンツです。
これはご出店される店舗、ビールメーカーのご協力によって行われています。
最後までご覧頂きありがとうございます。
第1回目となる今回のまちレポはいかがでしたでしょうか?
梅田ゆかた祭2016開催まであと残りわずか。
ご参加される方もご興味を持ってくださった方も特集ページで当日のご予定をご確認くださいませ!
今年で5回目となる梅田ゆかた祭。
夏の風物詩である「打ち水」や「盆踊り」が梅田で体験できます。阪急茶屋町、グランフロント大阪、大阪ステーションシティ、ディアモール大阪の特設会場では、小粋なイベントを同時開催。
他にも梅田各所の商業施設やお店でも色とりどりの楽しみがいっぱい!
さぁ、ゆかたで梅田へ出かけよう!