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うめきた地区の開発と発展

2023.10.20

梅田地区エリアマネジメント実践連絡会(以下、実践連絡会)は、JR西日本・阪急電鉄・阪神電気鉄道・グランフロント大阪TMO・Osaka Metroの5者で梅田エリア全体の集客力・競争力の向上を目指して、エリアマネジメント活動を推進しています。
本レポートでは、梅田エリアの中でも、近年最も開発がめまぐるしい「うめきた地区」をピックアップし、これまで、現在、これからをたどって発展しつづけるうめきた地区の様子をお届けします。

うめきた1期地区開発事業「グランフロント大阪」の誕生

2013年4月26日、西日本最大級のターミナルである大阪・梅田にまちびらきしたグランフロント大阪。開発ビジョンとして「多様な人々や感動との出会いが、新しいアイデアやイノベーションを育むまち」を掲げ、来街者やオフィスワーカーなど、まちを訪れるみなさまとともに育てる参加型のまちづくりを進めてきました。「グランフロント大阪」という名称には、大阪の新しい玄関口にふさわしい「世界に開かれた最前線のまちであり続けたい」という想いがこめられています。

まちびらき10周年を迎えるグランフロント大阪

2023年4月にはまちびらき10周年を迎え、累計来場者数は4.7億人を突破しました。多様な都市機能を集積したまちとして、500 社以上の企業や店舗が入居し、そこで働く人々は 2 万人を超えています。10周年を記念し、まち全体をグランフロント大阪らしい「壮大(GRAND)」な「みんなの遊び場(PLAYGRAOUND)」にするというテーマのもと、来街者のみなさまがまちを再発見するきっかけになるイベントを実施し、10年間の感謝をお届けしております。

また、10周年を迎えるにあたり、これからの10年間を見据え、「グランフロント大阪のありたい姿」として、「創り出そう、ともに。」をスローガンとする新ビジョンを定めました。多様な人々を巻き込み、世界中からヒト・コト・モノを迎え入れ、大阪らしいフレンドリーさで人との出会い・繋がりが実感でき、進化に挑戦するまちであり続けることをこれからも目指していきます。

10周年記念イベント第一弾「THE GRAND GAME」の様子

JR大阪駅「うめきた新ホーム」開業、広がるうめきた

2023年2月には、グラングリーン大阪と一体となって進められてきた東海道線支線の地下化切換が完了、3月にはJR大阪駅(うめきたエリア)の開業を迎えました。これにより、特急「くろしお」「はるか」とおおさか東線の列車がJR大阪駅に乗り入れることとなり、関西国際空港へのアクセスをはじめとした鉄道の広域ネットワークが強化され、梅田エリアの拠点性がより一層高まりました。また、今後JR大阪駅西側エリアへまちが拡がり、新たな人の流れが生まれることから、JR大阪駅既存ホームにアクセス可能な西口改札を新たに整備すると共に、新地下ホームと改札内で接続する連絡通路も整備しました。

JR大阪駅(うめきたエリア)
JR大阪駅(うめきたエリア)と西口改札

2024年秋には、この新たな西口改札に直結し、うめきたエリアと繋がる新しい駅ビル「イノゲート大阪」が開業します。ビルの名称は、「Innovate(革新する)」+「gate(ゲート)」の組み合わせで、新しいものに挑んでいく、新しいビジネスを生み出していく、自由で前向きなマインドを歓迎する入り口になりたいという思いが込められています。JR大阪駅の新しい玄関口として、交流とひらめきによる価値の創出を目指します。

イノゲート大阪

うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」、うめきたのこれから

提供:グラングリーン大阪開発事業者

2024年9月、JR大阪駅前のうめきた地区にて開発が進められている「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」が、ついに先行まちびらきを迎えます。2013年に開業したグランフロント大阪に続く大規模複合開発で、オフィス、ホテル、商業施設、住宅、都市公園、イノベーション施設(中核機能施設)などの機能を備えます。『「みどり」と「イノベーション」の融合』というコンセプトを掲げ、JR大阪駅直結の都市公園を中心に、ビジネスから観光まで幅広いニーズを担う南街区、イノベーティブなライフデザインを実現する北街区と、大きく3つのエリアに分かれています。

提供:グラングリーン大阪開発事業者

グラングリーン大阪の大きな特徴である「みどり」を象徴する都市公園は、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模(面積約45,000㎡)であり、オフィス・中核機能施設などを有する民間宅地とシームレスにつながります。
南公園は都市的な空間、北公園は緑が多く自然豊かな空間とし、最大高さ約3mのランドフォーム(盛土)を、南北公園を跨いでうねるように配置することで、3つの主要空間「芝生広場」・「うめきたの森」・「ステッププラザ」を生み出し、様々な空間・景観を楽しむことができます。

提供:グラングリーン大阪開発事業者

変わり続けるまち、梅田へ

このように、うめきた地区は訪れるみなさまに支えられながらまちの発展を遂げ、大規模な開発とともに、安心・安全な都市へ進化を続けています。実践連絡会では、変わり続ける梅田のまちの魅力を最大限に発信するとともに、持続的な発展と多様な人々との賑わいの創出を目指し、活動してまいります。

日々の活動の状況は、実践連絡会のX(旧Twitter)InstagramFacebookをご覧ください。

梅田地区エリアマネジメント
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