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2024年度イベントレポート オフラインコミュニティの進化と拡大

2024年度まちレポ

2024年の梅田地区エリアマネジメント実践連絡会(以下、実践連絡会)の活動は、例年行っている夏と冬のイベントを中心に、オフラインでの地域との交流を進化・拡大させた1年となりました。
今回のレポートでは、夏季イベント・冬季イベントの様子をご紹介します。

1.梅田ゆかた祭

夏の梅田をまわりめぐり、フィナーレはうめきた広場で盆踊り!

「“えん”が“わ”になる 梅田ゆかた祭」は、日本固有の文化やライフスタイルをテーマとし、"梅田の夏の風物詩"を目指すエリアイベントです。2024年度は7月1日~31日の1か月間開催し、延べ3万4千人以上の方にご参加いただきました。

2024年のテーマは「みんなでめぐり、おどろう」。梅田のみんな(会場、施設、地域+参加者)で心おどる場を一緒につくり、さらに梅田エリア一帯をまわりめぐり、踊りたくなるようなイベントにしたいとの思いを込めました。

ここからはメインイベントとなる、7月20日・21日の2日間実施した、コンテンツ内容についてご紹介させていただきます。

今年度は新たに、はがきを使ったスタンプラリー「うめだいろいろ巡り」を開催いたしました。
各エリアの特色を活かしたコンテンツを展開する全5会場のうち3会場で、暑中お見舞いはがきにスタンプを押すと、ミニお面を獲得できるというものです。なんと、初日で全てのミニお面が配布終了となるほどの大人気企画となりました。
参加者の皆様には、普段訪れないようなエリアをまわりめぐることで、新しい店舗との出会いや、梅田のお気に入りスポットを見つけていただけたのではないでしょうか。

また、 定番コンテンツとなった「梅田打ち水大作戦」では、昔からの日本人の知恵である「打ち水」で梅田のまちを涼しく演出しました。打ち水をきっかけに環境にやさしい・快適なまちづくりに目を向ける機会を創出しています。

最後にご紹介するのは、うめきた広場で開催する梅田ゆかた祭のメインコンテンツ「ゆかたde盆踊り」。
今年は、ミャクミャクと一緒に踊る大阪・関西万博のオフィシャルテーマソングや、キッズソングから伝統的な盆踊り曲、オリジナル振付による最新ヒット曲などを取り入れて盆踊りを開催。大人から子どもまで皆で梅田の夏の夜を盛り上げました。

大人も楽しめるようなおにゅー(New)な縁日「うめだいろ縁日」

2024年度の「梅田ゆかた祭」では、昨年に引き続き、コアデーとなる7月20日・21日の2日間に「うめだいろ縁日」を開催。梅田エリアの5会場で、各地域の特色を活かした縁日イベントを実施しました。

「うめだいろ縁日」の各エリアのコンテンツとして、阪急茶屋町会場では、茶屋町エリアに本社を構えるMBS、吉本興業とタッグを組み、エンタメ色の強いステージ企画の展開とメディアならではの媒体を活用した情報発信を実施。大阪ステーションシティ会場では、地域と連携したきもの着付けショーのほか、ゆかた祭のメインコンテンツである盆踊り後の時間にジャズライブを実施し、昼とは違った賑わいの雰囲気醸成に取り組みました。

吉本興業の芸人とコラボしたステージコンテンツ・阪急電鉄運輸部と連携したワークショップ・きもの着付けショー
(阪急茶屋町会場・大阪ステーションシティ会場)

また、グランフロント大阪会場では地元高校の和太鼓演奏やキッズダンスパフォーマンスを実施し、うめきた広場の賑わいづくりを強化しました。ダイヤモンド地区会場では、日本文化を感じられるワークショップやステージに加えて、ひんやり足水に浸かりながら涼める「冷やし縁日」が登場。さらにONthe UMEDA会場には、お子様から大人まで愉しめる懐かしの縁日ゲームが集結し、多くのファミリーの方々に楽しんでいただきました。

地元高校の和太鼓演奏や縁日などの様子
(グランフロント大阪会場・ダイヤモンド地区会場・ONthe UMEDA会場)

2024年度の「梅田ゆかた祭」も、前年に引き続き「ゆかたde盆踊り」、「梅田打ち水大作戦」、「うめだいろ縁日」といった体験型のコンテンツを軸に展開し、2023年度を越える多くのお客さまにご来訪・ご参加いただくことができました。今後も実践連絡会では、”梅田の夏の風物詩”を目指し、梅田地区のふれあいやにぎわいの創出を目指して活動していきます。ぜひ来年も浴衣を着てお楽しみください!

2.UMEDA MEETS HEART2024

今年は規模を拡大!大阪梅田のど真ん中でオープンエアマルシェ

「UMEDA MEETS HEART」とは、再開発など変わりゆくまちへの期待が高まる中、まちへの愛着・誇りを醸成することを目標に2020年度より開催している梅田の冬のイベントです。2024年度は12月1日~25日に開催し、延べ1万3千人以上の方にご参加いただきました。

去年から始めた、「ハートマルシェ」の規模を拡大して今年も開催。今年は、歩道の拡幅工事が完了した、「JR大阪駅前南側歩道」を活用し、初めてマルシェを実施しました。クレープなどのマルシェメニューを片手に、FM802のDJショーや学校団体によるクリスマスコンサート等にも多くの方に足を運んでいただき、賑やかなひと時を楽しんでいただきました。この大阪梅田のど真ん中で取り組めたことで、より多くの方に「UMEDA MEETS HEART」や梅田のまちの魅力を知っていただくことができました。

大阪ステーションシティ会場では、大阪芸術大学の学生やバーチャル大阪駅とコラボしてクリエイティブにとんだクリスマスをお届けしたり、JR大阪駅駅員によるハンドベル演奏をはじめ、アカペラ、ミュージカルなど様々なジャンルの音楽を楽しんでいただきました。

また、梅田で働くワーカーや子どもたち、当日お越しいただいた方に梅田への想いをハートのカードに記入していただいて展示する「ハートコレクト」など、地域の方々を一緒に盛り上げる取り組みとなりました。

また、グランフロント大阪会場では、今年はエリアを拡大してけやき並木デッキでもイベントを開催。アートとARを連動させた体験型の作品を展示したり、ハートのポストカードをデコレーションするワークショップを開催し、大人から子どもまで多くの方のお客様に楽しんでいただきました。

梅田エリアの魅力的な空間づくり

12月6日~8日、大阪梅田ツインタワーズ・サウスの北側歩道にて「Umeichi Green Street」を開催。ホットドリンクやお弁当などの飲食ブース、ハンモック等を設置した休憩スペースの設置、オペラやアイリッシュミュージックの演奏会、見た目にも華やかな花手水のワークショップなど様々な取組みを通じて、魅力的な都市空間を創出しました。6日には、普段地下道を利用する機会が多い周辺のオフィスワーカーへ向けた施策を行うことで、地上に立ち寄る機会を提供しました。

また同日、ディアモール大阪のファッショナブルストリートにて開催した「Diamor Marche」では、クリスマスアイテムやオーガニック・無添加にこだわった食品等を取り揃えて販売することで、冬のお買い物をお楽しみいただきました。

12月8日は、茶屋町エリア一帯で早稲田摂陵高等学校ウィンドバンドと常翔学園高等学校吹奏楽部、2団体約120名が街中でのマーチングを実施しました。特にNU茶屋町東側では当日の通行規制によるレッドカーペットの敷設と、12月1日~25日の期間に実施した架空のイルミネーション装飾によって、クリスマスらしく舞台化された空間における吹奏楽パフォーマンスの披露は、観覧された多くのお客様を笑顔にしていました。出演者からも「通りがかったお客様にも楽しんでいただけた」と喜びの声が上がっています。

「UMEDA MEETS HEART」は、これからも梅田のまちの魅力を伝え、多くの方に梅田に関わっていただき、まちへの愛着を持っていただけるよう取組みを進めてまいります。

今後に向けて

「梅田ゆかた祭」・「UMEDA MEETS HEART」の2つのイベントを通して、2024年度は地域の方々とのつながりやふれあいを深化させた1年となりました。
2025年度も、梅田に関わる人々の想いを大切にしながら、もっと梅田が好きになる、そんなイベントを目指して挑戦を続けます。

梅田地区エリアマネジメント
実践連絡会メンバー

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  • GRAND FRONT OSAKA
  • Osaka Metro